親知らずの抜歯
親知らずは第3大臼歯や智歯とも呼ばれ、上下左右の最も奥に生えてくる歯です。10代後半~20代前半にかけて生えてきます。ただし、全く生えてこなかったり一部が歯茎に埋まっていたりと、その生え方や本数には個人差があります。親知らずと言えば抜歯するイメージがあるかもしれませんが、抜歯せずに済むケースもあるため、気になる方はまずはご相談ください。
親知らずの抜歯を推奨されるケースは次のとおりです。
- 親知らずの周りの歯茎がよく腫れる
- 頻繁に痛みや違和感が出る
- 隣の歯を押して歯並びが乱れている
- 顎関節に悪影響を及ぼしている
上下の親知らずがまっすぐに生えて噛み合っており、トラブルが起きていないのであれば抜歯する必要はありません。歯茎に完全に埋まっていたり横向きや斜めに生えていたりするケースでは、抜歯をおすすめします。
顎関節症
顎関節症のお悩みありませんか?
- お口を開けるときに痛む
- お口が大きく開かない
- 顎を動かすときにシャリシャリ、カクカクと音がする
- 顎を完全には閉じられない
- 唇が左右どちらかにずれている
- 起床時に顎が重く感じる
- 肩こりや頭痛がひどい
顎関節症とは
顎関節症は、顎関節やその周辺の筋肉が何らかの原因で動きづらくなることで、顎関節を動かしたときに音が鳴ったりお口を開きづらくなったりする状態です。顎関節は運動時に複雑な動きをしており、その際は軟骨がスムーズに動かなければなりません。顎関節症になると、食事や会話に支障をきたしたり、強い痛みで仕事に集中できなくなったりすることがあるため、早めに対処することが大切です。
治療方法
歯ぎしり・食いしばりによる歯のすり減りや顎関節への負担を軽減するために、日中と就寝中にマウスピースを装着します。ただし、顎関節症への負担を軽減することで痛みを和らげるものであり、根本的な治療にはなりません。しかしながら、マウスピースの装用が安心につながり、ストレスによる歯ぎしり・食いしばりが軽減する可能性があるため、試してみることをおすすめします。
外傷
口腔外科では、お口の中や周りの外傷にも対応しております。転倒や衝突などで唇やお口の中が切れたり、歯が欠けたりした際に処置します。歯が抜けたり位置がずれたりする場合は、元の位置に植え直すことが可能です。ただし、抜け落ちた歯を適切に保存して、なるべく早くご来院いただく必要があります。具体的には、歯と歯の周りの組織をつなぐ歯根膜を良好な状態で保存します。手で触れたり水道水で洗ったりせずに、専用の保存液か牛乳につけて持参してください。
口内炎
口内炎は、お口の中の粘膜や舌にできる炎症の総称です。食事の際にしみたり、会話の度に歯や舌が触れて痛みが出たりします。年齢に関係なく発症するうえに、その種類はさまざまで、場合によっては歯科医院で専門的な治療を受けなければなりません。当院では、口内炎の治療にも対応しておりますので、お悩みの際はお気軽にご相談ください。